2012年7月20日金曜日

元加賀時代の2打席連続見逃し三球三振の話し

その昔、3番センターで先発で出た試合で2打席連続見逃し三球三振をした大馬鹿者がおりました。あ、私です(汗)。しかも全て同じ外角低めいっぱいの速球です。ホームベース前でワンバンするとしか思えない球が、物凄いホップするんで全く手が出ませんでした。勿論、当時の元加賀ですから、小串さんから往復ビンタを喰らい、試合が終わり帰る直前まで立たされました。目立つ場所でグランドに背を向けてです。当時は背番号が固定でしたので、
言わば背番号は自分の看板です。屈辱と悔しさで泣くのをひたすら堪えました。古いスタッフの方はご存知でしょうが、当時、白河小の裏、都営住宅前のスペースで平日に夜練をしていました。照明を灯しネットを張り、ティーバッティングがメインでした。横山さんがひたすら投げ、選手が順番に打つというものです。この問題の日の夜、横山さんが私一人のためだけにこの夜練をしてくれました。この時にはもう、大泣きしながらバットを振っていました。涙でボールは良く見えてなかったはずです。小串さんが横山さんにお願いしたことを後々知りました。随分と走らされ、叱られ、叩かれましたが、野球が大好きで、夢中で、小串さんと横山さんがいらしたあの時代、とても恵まていたのかもしれません。いや、絶対に幸せでした。「野球は楽しいスポーツだ」とか「楽しく野球をやらせよう」だなんて当たり前でしょ。上達してこそ、チームが強くなってこそ、知れば知るほど楽しいわけで、その為に勉強と練習をする。その努力の向こう側にある物を目指すんじゃないの?これは他のスポーツでも勉強でも仕事でも同じ。互いに真剣であれば厳しくても良いはずです。

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